NPO設立15周年記念式典開催(平成31年2月)
当会は、平成16年に内閣府に認証されて以来、本年1月14日で15年を迎え、平成31年2月8日に、メルキュールホテル横須賀において設立15周年記念式典を開催いたしましたので、ご報告いたします。式典は、、
- 第1部 特別記念講演会
- 第2部 懇親会
の2部構成で行われました。
なお、本記念式典に先立って1月14日に発行された会報誌27号は、NPO設立15周年記念特集号と銘打って発行させていただきました。併せて、ご参照いただければ幸いです。
第1部 特別記念講演会
- ご挨拶:
理事長 木下 武 - 来賓ご挨拶:
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所
理事長 馬来 義弘 様 - 特別記念講演:
立教大学大学院社会デザイン研究科
PHP総研主席研究員
認定NPO法人 アジア教育友好協会理事
特任教授 亀井 善太郎 様
演題は「企業は社会の公器 ~これからの社会をつくる企業経営とは~ 」。
講演要旨は下記の通りです。「企業は社会の公器」は松下幸之助の言葉です。企業は、社会が求める仕事を担い、次の時代に相応しい社会そのものをつくっていく役割がある。さらには、企業が必要とする資産はもちろん、人材も社会からの借りもので、預かりものなのだから、しっかり成果を出し、人材は育てて返さなければならないという意志を「公器」という言葉に込めました。そして、そのためには、トップのみならず、あらゆる職階において、本来の「経営」が機能しなければなりません。
過去の言葉ですが、変化に直面した現代においてこそ、あらためて受けとめ直すべき言葉です。社会の動きを見れば、政府の機能は相対的に縮小しているものの、市民社会の未成熟もあって、組織力や技術力を有し、国境を自由に跨いで活動できる企業の社会に対する影響力はますます増しています。強欲な資本主義だけでは未来は明るいものとはなりません。
また、企業の持続的発展のためにも社会との向き合い方は重要です。様々な変化を遂げる社会にしっかり対応できなければ、チャンスを捉えることもできませんし、リスクの回避・縮小もできません。CSRを社会貢献や寄付・ボランティアだけに限ったものとして捉える見方がありますが、むしろ、CSRは経営そのものと考えるべきでしょう。
次の時代の社会を見据えた企業経営とは何か、そうした企業によって作られていく社会とはどのようなものか。様々な企業の事例から考えます(講演要旨より)。「企業は社会の公器」ということを、社会課題解決と事業活動の2軸から統合的に捉える、新しい概念を示されていることが特に印象に残ります。約80名が聴講されました。
第2部 懇親会
- ご挨拶:
理事長 木下 武 - 来賓ご紹介:
司会者より来賓14名の紹介がありました。 - 来賓ご挨拶:
横須賀市経済部 部長 上之段 功様
立教大学院 特任教授 PHP総研主席研究院 亀井 善太郎様
の2名に来賓を代表してあたたかい励ましのご挨拶をいただきました。 - 乾杯:
(株)ハイ測器 代表取締役社長(法人会員・理事)の本田 徹様のご発声で乾杯。 - ご祝辞:
横須賀三浦地域県政総合センター 企画調整部 部長 新井 匡様
横浜市経済局 中小企業振興部 部長 平沼 英子様
の2名にあたたかいご祝辞をいただきました。 - 感謝状贈呈:
しばらくご歓談の後に、法人会員の
プロゲート(株)高橋 榮一様
かながわ信用金庫 片岡 祐二様
(株)ハイ測器 本田 徹様
の3名に、長年の当会へのご支援・ご協力に対して感謝状が贈呈されました。 - そして、アトラクション:
- 第1ステージ: オペラ「フィガロの結婚の一場面」
神奈川県印刷工業組合事務局長 萩原正敏様の独唱。村娘役(佐々木順子様)に声掛けながらピアノ伴奏(ピアニスト 村井美玲先生)で歌い出す。バリトンの声量が見事。オペラの企画,演出,出演を手掛ける芸歴20年の芸術家でもあり、人々を楽しませてくれました。 - 第2ステージ:男声合唱団せみの合唱やソロ
① 岩岡弘人・立林恭一 :
懐かしのフォークソング、立林(ギター・歌)
② 岩岡弘人:
○ もう飛ぶまいぞ
○ この蝶々(フィガロの結婚より)
③ ダブルカルテット
(T1: 岩岡弘人・槙幸彦、T2:小川胖(株式会社オーバルOB)・千賀重義(横浜市立大学名誉教授)、B1:佐藤一彦・立林恭一、B2:木下武・妻鹿恒雄):
○ いざ起て戦人(いくさびと)よ
○ 希望(のぞみ)の島
○ 箱根八里
このメンバーのうち、5人が当会の個人会員です。いつも思うことですが、生き活きとして歌う理事長の顔が特に印象に残ります。
- 第1ステージ: オペラ「フィガロの結婚の一場面」
- 祝宴についての一言:
追浜工業会 事務局長 井上 道臣様
ヴイエムシイ 理事長 鈴木 隆様
個人会員(顧問)鈴木 清文様
の3名から祝宴についての一言を頂戴いたしました。 - 中締め:
湘南安全硝子 代表取締役会長(法人会員・理事)の濱田 徹様のユ-モアいっぱいの中締めのご挨拶がありました。
ありがとうございました。そして、ごくろうさまでした。
この度のNPO設立15周年記念式典の行事は、滞りなく盛会裡に終了することができました。
ご多忙の折にもかかわらず、ご講演をいただいた亀井善太郎特任教授をはじめ、来賓ご挨拶やご祝辞をいただいた方々、アトラクションで式典を盛り上げていただいた方々、またご臨席をいただいた多くの方々に厚く感謝申し上げます。
また、多数のご厚志を賜りありがとうございました。宴花は関東学院大学 規矩大義学長様より、祝電は(株)テイ-・エム・シ- 千葉理恵子様、横須賀商工会議所会頭 平松廣司様、かながわ信用金庫理事長 平松廣司様からいただき、おかげさまで式典を彩ることができました。この場をお借りしてお礼申しあげます。
昨夏から式典の準備を進めて来られた準備委員会のメンバーの方々、式典当日の役割を分担された方々、改めてご苦労様でした。
当会が、今後、さらなる飛躍をして発展する新たなる出発の契機とすることができました。今後とも、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申しあげます。