第2回 経営研究・懇談会 実施報告
第2回 経営研究懇談会が下記のとおり実施されました
題目: ANAテック 将来の夢
話題提供者: 株式会社 ANAテック代表取締役社長 安藤 準一氏
日時: 平成25年9月17日(火) 17:30~20:00
場所: 産業交流プラザ 第4会議室
安藤社長は夢を熱く語り始めた
サッカー選手を夢見ていた少年が、高校卒業後父親の経営する会社に入社し、ものつくりの道に進み、常務まで昇格したところでスピンアウトして金属加工会社を設立したのは、2007年の暑い夏のことであったという。
夢その1 ANAテックの経営者として(経営哲学)
- (1) ものづくり
- 安藤社長の夢は、簡潔に云うならば、「ものづくりに夢を持てる社内環境を作り、社員全員が夢を持てる会社にする」ということである。
ものづくりの環境は厳しい状況にあるが、「最新設備と高い技術で多品種少量生産、一括受注! 」に取り組むのだという。そのために、- CADシステムとネットワーク接続した自動レーザー切断加工機などの最新設備の装備
- レーザー切断し、ベンダーで折り曲げした製品を組立、溶接、機械加工、吹付け塗装などのあらゆる加工を手掛ける総合的な金属加工業の実現
- 品質の継続的な改善活動
などの措置を講じているという。
そして、品質・コスト・納期に対するお客様のご要望に誠意をもって迅速に対応するのだという。
- (2) 人づくり
- 高い技術と優れた製品は、夢を持った社員の熱い気持ちと情熱から生み出されるという哲学をもたれ、そのようなものづくりのできる、環境づくりに力を注いでいるのだという。
- 設備投資
- 人材育成
- 従業員への利益の分配
「お客様の期待を超えたサプライズを! 満足度120%納品を目指しています」
という言葉に、安藤社長の心意気が感じられる。
という言葉に、安藤社長の心意気が感じられる。
夢その2 サッカー
往年のサッカー少年は、1999年に少年サッカークラブ「FC明浜ジュニアユース」を設立され、代表として運営するとともに、コーチも務められる。
「いつかJ1リーグに昇格し、地元に恩返しをしたい」という、サッカーに対しても高遠な夢を描く。
そして、FC明浜ジュニアユースのホームページやFacebookには、コーチ陣の頼もしい言葉が掲載されている。代表が適宜に語り、コーチ陣がそれをしっかりと受け止め、対応しようとしている様子が見えてくる。それらの記事を借用して、コーチ陣に語ってもらうことにする。
- 何に向かっていくのか
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- なんでこんなことを突然書いたのかというと、初蹴りで安藤代表が言った言葉をみんなに伝えたいからです。
「FC明浜ジュニアユースはどこにむかっていくのか。」 - 代表の想いは、「このヨコスカでJリーグになるチームを作りたい! 作るんだ! 」と選手たちの前で言ってくれました。
- みんなどんな思いで聴いていたかは俺にはわかりませんが、こんな夢のある話、そうないことです。
「このFC明浜ジュニアユースを皮切りにJリーグに参入していけるようなチームを作るってことです! 」 - こんな素晴らしい話、サッカー人にしたら大きな夢です。夢は人に語ることからはじまります。俺は、この夢を全力で追いかけたいし、俺の夢でもある。
- アルゼンチンでみてきたクラブチームのあり方。それは、まさに一貫指導にある。
- なんでこんなことを突然書いたのかというと、初蹴りで安藤代表が言った言葉をみんなに伝えたいからです。
- コーチの夢
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- 明浜ジュニアユースを作った代表の安藤コーチをはじめ、俺達コーチの夢は全国の舞台で活躍する選手を育てること。
- 現実まであと一歩だったけど、着実に近づいていることは確かです。
- コツコツと毎日の積み重ね! 選手に伝えなければいけないことは山積み!
今日も寝れないなぁ~
- 選手の育成 1
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- 安藤代表が言った言葉、「当たり前のことが当たり前にできる選手」。
それはどんな選手のことだろうか? - 「何をするのか決めたらいいのか、みんなで話してみな! 」
- 帰りのミーティングでは、サッカーのコーチたちの場、サッカーの場でだけやるのではなく、家でも学校でも誠意と責任ある行動をとることやそこに関わってくれている人たちすべてに感謝の気持ちをもって接して、それを言葉や行動で表せるようにして欲しいです。
と、今日はちょっといつもより長い終わりのミーティングになってしまいました。
- 安藤代表が言った言葉、「当たり前のことが当たり前にできる選手」。
- 選手の育成 2
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- 良いサッカー選手である前に、良い人間性を伸ばしてもらいたい。そしたら、サッカーなんていくらでもうまくなれるし、どこでも通用する。
- 話だけ聞いていると指導がしっかりしているし、コーチ陣が揃っているから選んでくれているという話をいただいた。
- ならばもっと上へ進まなきゃならない。
安藤社長、PHPで語る
なお、PHP 通巻783号 平成25年8月号に、安藤社長が
「高い技術と優れた商品で社会に貢献する」
というタイトルで紹介され、「今後もさまざまな技術を取得しながら社会に貢献できる製品を創り出し、皆様から愛され続ける企業を目指します」、「サッカーはJ1リーグ昇格を目指します」
と、力強く語っていることをご紹介し筆を置きます。