横須賀で少年野球通じた日露国際親善交流(平成25年8月)


「横須賀で少年野球通じた日露国際親善交流」
吉田市長表敬訪問、小泉進次郎議員激励

横須賀市で野球を通じ日露の若者が国際交流親善を実現
ハバロフスク市選抜青年野球チーム「アムールタイガー」と
中学生チーム「横須賀中央シニア」
8月26日、横須賀スタジアムで熱戦、日本が4対1で勝つ
ロシアの若者16人、吉田雄人・横須賀市長を表敬訪問、野球談議
小泉進次郎議員はスタジアムに日露の選手激励に駆けつける



NPO法人世界ベースボール普及協会・日露青年交流センター共催

 ロシア極東・ハバロフスク市から選抜青年野球チーム16名が8月23日来日、26日夕刻、横須賀市夏島の横須賀スタジアムで中学生チーム「横須賀中央シニア」と熱戦を繰り広げました。試合は日本チームが4対1でロシアチームを破りました。

 「野球で横須賀で日露青少年による国際親善は素晴らしい」(市長)
 「アムールタイガー」は14歳から18歳までの若者16人で構成、女子が3人も含まれているのは日本側を驚かせました。ソフトボールを楽しんでいたが、興味関心が高まり、硬式チームに参加したそうです。

 アムールタイガー、ランニングホームランで1点叩き出す

ロシアチーム16人は吉田市長と記念撮影

ロシアチーム16人は吉田市長と記念撮影

 一年の半分以上を雪に囲まれ、スタジアムもなく、練習は十分にできないそうです。それでもランニングホームランで貴重な1点を叩き出し、投手のミローニョンコ・ダニール君はコントロールも良く、鍛えられたチームとの印象を日本側に与えました。

 試合に先立ち、一行は吉田雄人・横須賀市長を表敬訪問しました。「ロシアでは女子はソフトボールを行うことが多い」(コーチ)、「女子選手、頑張ってください」(吉田市長)、「来年、練習場が出来るので楽しみにしている」(コーチ)、「日本では練習も、試合も真剣に取り組んでいる。負けたら許さない(ぐらい真剣だ)」(日本コーチ)など野球談議に花を咲かせました。

 吉田市長は「野球を通じ横須賀で日露の青少年が親善・交流を深めるのは素晴らしい。皆さんは横須賀訪問は初めての様ですが、横須賀を楽しんでください」と、 市の観光案内などのパンフレットを贈呈しました。コーチのディデンコ・ディミトリ氏からはハバロフスク市内を流れる世界8位の大河、アムール川を模様に描いた飾り皿が市長に贈られました。

小泉進次郎議員(中央)が激励に駆けつけ、日露の青少年と記念撮影

小泉進次郎議員(中央)が激励に駆けつけ、日露の青少年と記念撮影


 夕刻からの試合前の練習ではロシアの選手は、元ノンプロ野球選手の専門スタッフから、ウォーミングアップの方法、正しいキャッチボールの仕方、バッティング指導など実技講習を受けました。小泉進次郎議員が駆けつけ両国選手を激励し、記念写真を撮りました。

 市内坂本町に事務所を置く「NPO世界ベースボール普及協会」代表の伊藤元治さんが中心になり、日露青年交流センターが共催しました。
 ロシアへの野球普及を目指すNPO法人世界ベースボール普及協会は2012年6月、設立当初から野球の普及を行っています。この度、日露の2団体がハバロフスクから国際交流事業の一環として、体育学校の野球チームを招き親善試合を実施したものです。一行は 8月30日(金)まで滞在しました。

NPO法人世界ベースボール普及協会の伊藤元治代表

NPO法人世界ベースボール普及協会の伊藤元治代表

 NPO法人世界ベースボール普及協会は日露交流を深めるべく日本野球の普及と同時に、ロシアは礼儀を重んじる国でもあるため日本の文化や習慣も伝えています。設立当初からハバロフスク市長やスポーツ庁長官との会談を実現し、市内の体育大学や体育学校・テレビ局の協力を得ることに成功し、多くの子供たちに日本を知ってもらうために孤児院の支援も行っています。

 昨年9月にはNPO法人世界ベースボール普及協会主催で、極東ハバロフスクでの野球講習会や今年3月には、元プロ野球選手とNPOスタッフが、東京都大田区の大田スタジアムで、来日中のモスクワの少年野球チームに野球の指導を行った実績があります。


【NPO法人世界ベースボール普及協会の概要】
  • 所在地 〒238-0043 神奈川県横須賀市坂本町1-6
  • 認証年月日 2012年6月22日
  • 電話番号 090-9823-2267
  • http://www.omisejiman.net/yakyudou/
  • E-mail  scapulaplane@nifty.com
  • 活動分野 (9)国際協力の活動 (4)文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
  • 活動目的 野球が普及していない国々を主に広く一般の方に対して、野球のルール・技術指導や指導者育成などに関する事業を行い、野球の世界的な普及や野球を通じた国際交流に寄与すること。
  • 活動内容 1)野球のルールやバッティング、ピッチング技術などの指導  2)各学校などの選手育成に関わる監督やコーチの育成  3)TV・新聞などの媒体を利用した野球の普及活動や、ドーム球場、グラウンド整備などの政府等の働きかけを行う  4)バット、グラブ、ボール、ベース、プロテクター、ユニフォーム、帽子など野球に必要な備品類を国内外で集め寄付をする
  • 主な活動場所 横須賀市はじめ全国・ロシア国内
●内容、取材についてのお問い合わせは下記までお願いします●

NPO法人世界ベースボール普及協会 代表 伊藤元治
E-mail:scapulaplane@nifty.com
携帯 090-9823-2267


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