小学校でのエコ教育の取り組み

広報チーム 仲田 清

 昨年の日本は台風も少なく比較的平穏な気候でしたが、世界に目をやると中国や欧州での高温少雨、米国東部を襲った大型ハリケーンなど大規模な自然災害が各地を襲いました。日本でも大規模災害はなかったものの、局地的大雨が昨年も各地で発生しており、気象の振れ幅が年々大きくなっていると感じる方は多いのではないでしょうか。年間平均気温もこの30年間で約1.5度上昇しているそうです。
 環境への対策が必要な一方で、世界を見ると発展途上の国・地域が多い状態で、経済発展と環境の両立=持続可能な発展、即ちSDGs(Sustainable Development Goals)への取組が待ったなしの状況です。

 産業クラスター研究会では、企業のISO14001、エコアクション21認証取得への支援、またSDGsを分かりやすく解説した資料の作成など、各種環境施策に取り組んでまいりました。

金沢小学校におけるエコ教育風景
金沢小学校におけるエコ教育風景

 さらに、当研究会では個人会員の金子賢一氏が地元横浜市金沢区の金沢小学校の「エコ委員会」を通じて、環境施策の一丁目一番地ともいえる生徒達へのエコ教育を進めています。

 今回は、「エコ委員会」の活動について報告します。

 金沢小学校の5年生、6年生を対象とした授業システムに、生徒が希望のテーマの「委員会」を選ぶ仕組みがあります。「エコ委員会」もそのうちの一つで、金子さんの提言により、2010年に環境に関する委員会を纏める形で発足しました。委員会は月に1度、1時間開催し、毎年約20人の生徒が参加しています。担任の先生方と授業内容と方向を決めますが、生徒による委員会運営を進めていきます。その中で、適宜必要な助言を行っていくほか、環境に関するテーマ(3R、5S、ソーラパネル、エネルギー等)について20分ほどの講義や、会のメンバーや研究会法人会員の協力を得て、実験なども行っています。

 さらには、校内にゴミ分別(生徒たちの命名で「エコランド」)と称するステーションを設け、高学年生が低学年生に分別を教えると同時に、活動を全校に広げることができました。又、順送りに6年間の小学校生活で身に付けた習慣をお子さんが家庭でも積極的に分別に協力してくれるようになったと、親から感謝されています。

横浜市金沢区から表彰
横浜市金沢区から表彰を受ける

 これら一連の「エコ委員会」活動に対して2014年に産業クラスター研究会が金沢区から第1回「金沢区環境に優しい活動」の表彰を受けたことは、会報誌「ぶどうのささやき」18号(2014年7月発行)で金子さんが報告している通りです。当研究会のWEBサイトから見ることができます。

 金子さんは「エコ委員会」以外にも、地域のシニアと共同で金沢小学校への支援活動を行っています。「朝あそび」は2009年から地元シニア10~20人が「金沢小学校クラブスポーツサポーター」として児童たちの体力向上の目的で毎週水曜日 始業前40分児童たちとドッジボール、鬼ごっこなど外遊びを、コロナでの中断はあるものの、続けています。そのほか、ソフトボールクラブの指導(技術やトンボ掛けグランド整備等)、運動会での裏方役などのサポートをされています。


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