新春を迎えて

理事長ご挨拶
 

新春を迎えて

富野養二郎理事長
富野養二郎理事長

 新年あけましておめでとうございます

今年の干支 卯
今年の干支 卯

 平素より当会の活動に対し多大なご支援、ご協力を賜り深く御礼申し上げます。長きにわたるコロナパンデミックも3年目を迎えることになりました。
 世界的にはウィズコロナ政策が拡がり、わが国でも渡航制限の解除がなされ、各種制限も緩和されつつありますが、まだ人的交流等は元には戻っていません。
 加えてロシアによるウクライナ侵攻が長期化し、西側諸国によるロシアへの経済制裁の報復としてロシアからの原油やガスの供給が大幅に絞られ、ウクライナ産の穀物の輸出も戦火の影響で滞ったことにより世界的なエネルギー価格や穀物の高騰に見舞われ、我が国の経済や国民生活にも大きな負担としてのしかかっています。
 また、昨年春以降の急激な円安もこれらに加わり、中小企業にとっては大変厳しい状態が続いています。

 当会の活動も総会で決定した活動計画が昨年夏以降の感染再拡大を受け対面による企業支援やセミナーが再び困難になったことにより急遽Web形式に変更を行う等工夫を凝らしましたが当初目標としていた活動の多くが制約を受けることとなってしまいました。
 しかしながら、このような困難な状況の中でも会員の協力により以下の活動を行いました。

(1)SMS(持続性ある経営管理)支援事業部会

① 横浜市より第三者評価機関の認定を受けて3件の施設の評価を完了
② 資格獲得を目指す企業への支援の継続
③ 企業の知的財産権取得支援

(2) 新しい公共支援部会

① 一般市民課題解決のための「いまさら相談室」を毎月一回継続して開催
② 観音崎自然公園でのもの作り教室の開催(11月:約60名の参加)
③ 情報セキュリティセミナー(10月)、インボイス制度セミナー(11月)のオンライン形式での開催

(3) 海外関連事業部会

① 企業の海外における知的財産権取得手続きの支援
② 企業における英語圏からの外国人実習生実習資料の英訳支援

(4) IoT研究会

日本アルプスの初春
日本アルプスの初春
(加藤氏の版画)

① オンライン形式による勉強会及び導入企業探索
② 他事業所・機関と連携した前期からの継続テーマのフォローとまとめ

(5) 共通

 従来からの課題であったNPO法人としての活動の原資は本来市民や企業からの寄付金であることが原則であるとの周知のためパンフレットを作成し、関係の皆様に配布し募金活動を展開している。

 この先、世界経済や政治が改善の方向に向かうのかは予断を許しませんが、今年は干支で言う「卯年」に当たり本来は飛躍の年,向上の年とされています。長く続いたパンデミックや欧州に突然降りかかった戦火が早く収束し、皆様にとって名実ともに飛躍、向上の年となりますよう祈念致しますとともに、今年も皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。


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