新年のご挨拶

理事長ご挨拶
 

新年のご挨拶

富野養二郎理事長
富野養二郎理事長

 新年あけましておめでとうございます。

 2 年近く続いたコロナ禍は海外ではまだまだ予断を許さない状況が続いています。
 当会もこの間、活動に大きな制約がありましたが、昨年の総会や理事会は一定の条件の下に対面形式で再開し、各部会の会合や支援活動もZoom を利用して行なう等工夫をこらして活動を継続しています。

 対外的な活動としては春に続き、11 月に観音崎自然博物館のご協力を得て子供たちが自然に親しみながら「ものづくり」の楽しさを体験する「ものづくり教室」を開催し、好評だったため同月に2 回目を開催いたしました。
 また、海外関連事業部会においては従来の米軍関係の契約翻訳支援に加え、海外からの実習生の為に資格試験の資料の英訳及び講義を通じて受け入れ法人への支援という新しい活動も行いました。

干支 トラ
干支 トラ

 その他、緊急事態宣言の解除を受け一昨年は実施できなかった特徴のある技術や研究の拠点の見学会も11 月に新しい公共支援部会長の尽力により多くの法人,個人,そして外部の機関の方の参加も得て「トンネル掘削現場におけるシ-ルド工法の見学会」を催行し大変盛況でした。
 経営管理支援チ-ムにおいては横浜市から第三者評価機関として2施設の評価事業を受託し実施中です。

戸隠山の版画(加藤氏作)
戸隠山の版画(加藤氏作)

 地域的には昨年新たに三浦商工会議所の会員になりました。これからも、地域企業との連携を深めるなど活動の幅を広げ、更なる展開をして行きたいと考えています。

 人類史上始めて経験する新型コロナウィルスによるパンデミックは私達に多くの課題を突き付けています。今、提唱されているSDGs やCOP26 は人種や国、政治体制や文化の違いを乗り越えて人類共通の課題として幅広い分野での持続可能性を真剣に模索する試みだと思います。
 宇宙から見た地球の姿を見る時、人々が暮らしている、そして生かされているのは地球の表面にある薄皮一枚程の厚さで青く光る空気の層の下であることを思い知らされます。
 SDGs を包括する基底理念は正に地球環境となっており、当会も本年はこの理念を強く意識しながら各種活動を展開して行きたいと考えます。
 手始めに例年2 月に開催される神奈川県との共同セミナ-が開催可能となれば、当会所掌の講演はSDGs に関連したテ-マを取り上げたいと思っています。

 昨年はお陰様で当会が認定NPO 法人となって10 年を迎えることができました。認定NPO として寄付金がいただけるよう公共支援活動に力を入れ清廉恪勤に活動を致す所存ですので、皆様からの変わらぬご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。


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