記 事 概 要
- 巻頭言 「 新型コロナウイルス感染対策と禁煙のすすめ 」
・済生会横浜市南部病院
呼吸器内科主任部長
宮沢 直幹
「思い起こせば令和2 年は新型コロナウイルス一色の1 年間でした。2 月に横浜に入港したダイアモンド・プリンセス号の乗客を当院でも受け入れ、私達が担当しました。当時は未知のことも多く、戦線恐々の毎日を過ごしていました。外国籍の方でしたので、大使館から担当者の来院もあり、英語での対応にも苦慮しました。幸い重症化することもなく、PCR 陰性を確認し退院・帰国されました。……」
- 理事長挨拶 「丑に秘められた新たなる萌芽を想う」
・理事長 木下 武
「本年は干支の2 番目、丑年の新年を迎えました。
昨年は、未曽有の新型コロナウィルス禍に見舞われ、緊急事態宣言が発令され、活動の自粛を余儀なくされる事態となりました。期待されたオリンピックも延期され経済も停滞している状況はご承知の通りであります。
コロナ禍は当然のことながら当会にも及びました。事業活動は抑止され、会内の会議は停止状態になり、財政見通しも厳しくなっております。……」
- 歳時記 「カフェグレース」
「 晩秋の陽が少し傾き、少し肌寒いある日、汐入の駅に降り立った。冷たい潮風を感じた。少し空腹を感じ食べ物屋を探した。駅の横道に小さな喫茶店が目に入った。カフェグレースと書いてあった。
中に入ると白い八脚の椅子と壁際の大きな本棚と六~七点の絵が飾られている小さな店であった。……」 (晴)
- 歴史散歩 「三浦一族の城址を訪ねて」
・個人会員 伊澤 俊夫
「1 年前の晩秋の頃であった。趣味の自転車で平塚の田園地区を走って、伊勢原市近くの小高い丘の上に出た。宅地の合間の急坂を駆け上がった所に「岡崎城祉」と記された白柱と案内板が小さな古寺(無量寺)の縁起を表していた。この時は、鎌倉時代の三浦氏ゆかりの山城跡地と認識しただけで深く考えることもなく、その場を後にした。……」
- 事業活動紹介「~会報誌創刊と「ぶどうのささやき」の由来について~」
・事務局広報チーム 新井 全勝
「会報誌30 号の発行という節目を迎え、小特集号を発行することになりました。これもひとえに当会にご支援・ご協力をいただいた多くの皆様と原稿の執筆を快諾していただいた方々あってのことと改めて思いを深くしているところであります。
本稿では、創刊号に焦点を当てて記します。……」
- 事業活動紹介「事務局だより」
・事務局 佐々木 興吉
「当会も会員が高齢化しており、これまでの7 部会体制を継続して、品質の高い支援を提供していくことは難しく、支援の効率向上を図るべきであるという皆さんの意見があり、昨年4 月 重複している活動を統合することになりました。統合の内容は次の通りです。
①企業支援事業部会と環境事業部会の統合
②産官学連携支援部会は新しい公共支援部会に入る
③広報部会は事務局に入る
④海外関連事業部会はこれまで通りとする
⑤各部会には部会長と副部会長をおき、必要によりチ-ムリ-ダ-をおき仕事を分担する。……」
- 事務局からのお知らせ
「2020 年度4 月以降について次の通りお知らせします。
① 2020 年4 月20 日 第1 回理事会を開催し、電磁式表決により2019 年度事業報告の承認,組織変更と運営規定の改訂の承認,及び2020 年度活動計画と予算の承認を行いました。
② 2020 年5 月15 日 2020 年度通常総会を開催し、電磁式表決により2019 年度事業報告の承認,組織変更と運営規定の改訂の承認,及び2020 年度活動計画と予算の承認を行いました。
③ 2020 年7 月28 日 臨時理事会を開催し、電磁式表決により新監事候補の選任を行いました。……」
・( 事務局 佐々木 興吉 )
- トピックス「横須賀の自然を楽しむ「ものづくり教室」の開催:観音崎自然博物館にて」
「当会では近年激しく減少していく横須賀市の人口に、ブレーキをかける方策がないかを模索しています。そこで子供たちに地元で見かける自然を教材にした「ものづくり教室」を行い自然豊かなこの地域の良さを心にとどめて、成長してもらいたいと考えました。
昨年度から横須賀市の特定非営利活動法人補助金「元気ファンド」で“「明日を担う子供達とその家族」に横須賀をアピールする事業„ として県立観音崎公園内の自然博物館前で、子供たちを対象にした「ものづくり教室」を開催してきました。……」
・( 新しい公共支援部会 加藤 幹雄 )
- 羅針盤
「昨年の新型コロナの猛威。その感染拡大と経済低迷の心配は本年もつづく。これからの「新しい生活様式」、「経済復活」、「産業の革新」の興りは、どう進むのか。
▼疫病の歴史で、100 年前のスペイン風邪は世界人口20 億人で5000 万人ほどの死者が出た。新型コロナは77 億人でいまのところ153 万人(2020/12/8 現在)である。また、世界経済停滞のなか、各国の株価は高値で推移している。これは、1990 年頃からの「グローバリゼーション」の有効な情報交換による対処法によると、識者(出口治明氏)はいう。筆者も共感する。
▼疫病と産業革命の史実に学ぶ。……」
・(昭)
会報誌30号の発行に関して、原稿作成、原稿レビュー、版下作成と校正、の各工程において多くの人のご協力をいただきました。改めて感謝申し上げます。今回も、予定より1週間早く入荷することができました。
また、配布に関しても、支援先並びに関係者の皆様にはいちいちお目にかかってお渡しするのが筋かと思いますが、緊急事態宣言の発令と相俟って向寒の折であることから、郵送やメール便が多くなることと思います。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
(事務局広報チーム)