事務局・広報チーム2020年度上期報告

2020年度上期活動報告
 事務局・広報チーム上期報告

 コロナ禍による活動自粛の中、会報誌30号の発行延期,定例会開催・Webサイト更新の回数減少などのマイナス要因もありましたが、新規加入者2人,新規取組み2件,新提案3件のプラス要因も見られました。特に、新提案はこのような時期だからこそと感じさせるものと考えます。

 なお、5月の通常総会において、当会の組織の統合編成方針が承認されたことにより、広報部会も事務局の広報チームとして活動を継続することになりました。よろしくお願いいたします。
 広報部会は、会報誌が創刊された平成20年(2008年)5月に発足しました。その前年8月にNPO法人に先行する組織として任意団体が設立されたのと同時に発足したホームページ管理部会の一部を継承発展させて設立された部会でした。
 今後、中小企業や団体等に対する広報関連の支援はSMS支援事業部会に一本化することになります。

 2020年度上期の活動詳細

秋や暮紫匂う山牡丹
秋や暮紫匂う山牡丹 奥谷 出
  1. 定例会の開催について
    毎月定期的に実施していた定例会は4月と7月の2回実施した。
  2. 広報チームへの新規加入者について
    7月定例会から2名のメンバが新規に加入し活性化してきている。
  3. 会報誌30号発行について
    1. 会報誌30号の発行を記念して、そのあゆみ記事?を盛り込んだ記念小特集を組むことを決定した。
    2. 7月15日の発行予定の会報誌は来年1月15日に延期した。
  4. Webサイトの更新について
    1. 例年に比べると、4分の1程度の更新件数である。
       ・日本語版サイト: 累計8 (1) 件
       ・英語版サイト:   累計1 (0) 件
       ・上期計:       累計9 (1) 件
       ()内の数字はまちかど情報の数を示す。
    2. 更新の内容は、5月の通常総会および8月の臨時総会の関係資料である。
    3. 最新のブロックエディタを使用して記事の投稿やページ改訂の作業を行っている。
       ブロックエディタは今後のエディタの標準を目標にして2021年の完成を目指している。そのため、現状では機能不足を感じることもあるが、HTML言語を意識しなくても各種の機能ブロックを組み立てWebコンテンツのレイアウトを作成し、ブロック単位に装飾を行ってスタイルデザインを完成させる方法でWebコンテンツを作成できることの効果は大きいと感じている。
       
  5. Webサイトの改善
    1. サイトヘルスステータス診断サービスの活用とその対応
      1. WordPressはバージョン5.2(2020年5月)からサイトヘルスステイタス診断サービスが提供されるようになった。
      2. このサービスは、サイトのパフォーマンスとセキュリティに関する具体的な項目について使用状況等を診断し、致命的な問題、改善のすすめ、診断合格(テスト通過)の3グループに分類する。
         致命的な問題とされた項目についてはできるだけ早く対処することが必要とされる。改善のすすめに分類された項目は、改善することが望ましい項目で、現状のサーバでは対処できない場合がある。テスト通過に分類された項目はサイトヘルスの診断に合格した項目である。
         また、診断に基づきそのサイトのヘルスステータスが決定され表示される。そのステータスとして[改善:m>1]、[良好:m=0、n>1]、[すばらしい:m=0,n=0]の3つがあり、それらのステータス間を遷移する。ただし、mは致命的な問題の項目数であり、nは改善のおすすめ項目数である。
         本サービスで「すばらしい」としているステータスは、本来ニュートラルとして扱われるべき性質のものである。「改善」,「良好」のステータスからさらに改善作業を行って到達したステータスを象徴する言葉である。
      3. 当会サイトの初診では、m=1,n=7,診断合格項目数=9で、ステータスは「改善」と、日本語版サイト・英語版サイトともに診断された。
         その診断結果に基づいて対処した結果、上期末には、日本語版サイト・英語版サイトとも、m=0,n=4,診断合格項目数=16、ステータスは「良好」に改善された。また、サーバ移行を実施する必要性も明確になった。(下記の改善作業の中の★印の付いた項目はサイトヘルスステータス診断で検出された項目である)
    2. Webサイトの具体的な改善作業について
      1. WordPressのバージョンアップ(手動更新および自動更新)
      2. Webサイトのスリム化(更新履歴数の削減)
      3. 停止中のプラグイン(オプションソフト)ならびにテーマ(デザインテンプレート)の削減★
      4. データベースサーバのバージョンアップ★
      5. 無料バックアップ/復元ツール(Lite Duplicator)の確認テスト
        1. Duplicatorは、バックアップと復元、さらにサーバ移行にも対応できるツールであり、無料版(Lite Duplicator)と有料版(Duplicator Pro)とがある。当会では、サイト規模の関係からProを使用してきた。
           しかし、近年レンタルサーバのPHP言語の実行性能が向上してきていることもあり、このたびのライセンス切れを契機にLiteの確認テストを行ってみることにした。
        2. Liteによるバックアップ/復元の確認テストは、英語版サイトについては、特別の指定をせずにバックアップおよび復元ができることを確認した。
        3. 日本語版サイトについては、ファイルならびにデータベースの一部をフィルタリングしてバックアップができることは確認できた。しかし、復元についてはタイムアウトが発生し失敗した。
        4. 今後、内蔵PHP かアクセラレータを持つ高速サーバに移行すれば成功する可能性が高いことが、失敗状況の分析により判明している。
  6. 新提案について
    1. Webサイトの更新連絡
      Webサイトを更新したとき、更新の連絡をして欲しいという要望である。閲覧者の利便性やWebサイトのSEO向上効果があると思われる。
    2. メールマガジンの発行
      コロナ禍による行動自粛により、情報交換の必要性を感じられての要望である。
    3. 会員制情報交換サイトの開設
      要望の動機は②と同じであるが、②よりタイトな情報交換の手段である。
  7. まちかど情報掲示について
     横浜港に入出港する豪華客船の時刻表のWebサイトへの掲示については、コロナ禍の影響で4・5月ともに豪華客船の就航が著しく減少し、6月にはついに横浜市港湾局から就航の見通しがたたなくなったとの公表があったので、当会のWebサイトへの掲示も中断した。この情報収集は、新しい公共支援部会が行っている。
     
  8. 組織の統合再編成に伴う支援メニュー体系の改訂について
     組織の統合再編成については、Webサイトの「沿革」やカテゴリ「運営と組織」でお知らせの通り、5月の通常総会で承認されました。その結果、支援メニュー体系の改訂が必要になり着手した。

(事務局・広報)

 


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