新春のご挨拶

新春のご挨拶

明けましておめでとうございます

木下 武理事長
木下 武理事長

2017年版中小企業白書・小規模企業白書によりますと、中小企業の景況感は緩やかな改善傾向を示しているものの、経営者の高齢化や人材不足など構造的な課題が進行中との 指摘があります。このような課題に対して、当会としても支援方向を具体化して対応していきたいと考えています。
さて、当会の昨年を振り返ってみますと、企業・環境・海外関連の3事業部門の業績は良好で、会員会社だけでなくいくつかの工業会にも各種支援を展開してきています。財政基盤もお陰さまで安定してきております。新しい公共支援・産官 学連携支援・広報部門の3部門も、地震と防災・情報セキュリテイ・いまさら聞けないEXCELの講座など活動内容の幅を広げており、その結果、今年度に個人会員3名もの入会がありました。これも、ひとえに会員皆様方のご支援の賜物と 感謝申し上げます。

戌

昨年末は複数の大手企業による品質不正事故が発覚しており、日本がこれまで培った「ものづくり」の精神と技術が揺らいでいます。今年の抱負としては、現在取組んでいる製品輸出の材料証明支援を機会に品質問題に関する支援に取組むことができればと思っています。また、平成31年には天皇退位に伴い元号が変更になるため、ITや帳票類の見直しが発生すると思われます。ITにとっては2度目の体験であり、「平成」への変更時に比べ、法令で明示されるという対処のし易さはありますが、団塊の世代が退職したあとでもあるので、今回はITや帳票などの見直しの準備を周到に行うことが必要と考えます。この面でも新たな支援に取組みたいと思っています。

水芭蕉の版画 by Kato
水芭蕉の版画 by Kato

「新しい公共」の新規活動としては、会員等の人脈を利活用して、活動実績のある「エコ」教育を多くの地域・学校に広めるように努力します。
課題としては寄付金が少ないという問題があり、このことは、昨年度に再認定された認定NPOとしての要件にも拘わり、今後の主要課題として取り組む必要があると考えております。また、シニア集団なので会員の老齢化対策が喫緊の課題であり、より長く健全な活動を継続するためには若手会員の獲得が重要と考えております。
当会は2019年にNPO設立15周年の節目を迎えます。地域社会の活性化と発展に対して、記念となるような意義ある行事を考えたいと思っております。

最後に、認定NPO法人として、本年も活力・行動力あるシニア集団として、地域社会のニーズに応え、溌剌とした活動を進め、更なる成長を模索するとともに、内部的には、魅力的なイベントを催し会員間の親睦を高めて行きます。
皆様方の倍旧のご支援・ご鞭撻をお願い申し上げます。

 
 
    雪の木にふりかゝれるをよめる  素性法師『古今和歌集』    春たてば花とやみらむ
白雪のかゝれる枝にうぐひすのなく

 

雪の木に降りかかれる情景
雪の木に降りかかれる情景

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