三浦半島 花だより

三浦半島 花だより

三浦半島に花の季節がやってきました 

 三浦半島はスイセンが咲き始めて花の香りに包まれています。間もなく菜の花も咲き始めます。これからは様々な花で半島が覆われます。花のきれいな公園もたくさんあります。「花三昧」に訪れてみませんか!

田浦梅林へ
県立塚山公園へ
県立観音崎公園へ
県立葉山公園へ
小松ヶ池公園へ
県立城ケ島公園へ
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◆田浦梅林

田浦梅林

田浦梅林

 昭和9年皇太子殿下(今上天皇)の生誕を記念して、地元有志が700本の梅を植樹したことに始まります。
 現在では2700本の梅が咲きほこり、その先には東京湾を眺めることもできます。春告げ草の異名をもち、万葉の昔から花と香を愛でられてきました。見ごろは2月中旬~3月中旬
 1月上旬~3月上旬にはスイセンが開花しています。
 田浦梅林まつり 2月11日(土)~3月12日(日)

京急田浦駅下車 徒歩約20分
問い合わせ先 田浦観光協会
 ℡ 046-861-4181

◆県立塚山公園

県立塚山公園

県立塚山公園

 明治のころから桜の名所として知られています。標高133mの園内からは横須賀港や東京湾、対岸の房総半島も望めます。昭和40年代から地元の方々による公園保存活動が始まり、山野草の保護・育成が行われるなど、人々に愛され、守られてきた公園です。毎年3月中旬~4月上旬に、「塚山公園さくら祭」が開催されます。
 さくらの外にツツジ、サツキ、アジサイ等数多くの花が咲き、開花時期には来園される方を楽しませています。

京急安針塚駅下車 徒歩約20分
問い合わせ先 神奈川県公園協会
         管理事務所 ℡ 046-823-2439

◆県立観音崎公園

県立観音崎公園

県立観音崎公園

 この公園一帯は明治時代から砲台が築かれ軍の要塞になっていたため、戦争が終わるまで(1945.8.15)、一般の人は立ち入り禁止でした。そのため自然が多く残され、大きな黒松が一帯を覆っていましたが、昭和30年代に虫におかされて現在は残っていません。公園は岩礁や砂浜の変化にとんだ海岸線と緑豊かな広葉樹に覆われた丘陵地帯で出来ていて、広さ70haの整備が昭和50年に完成しました。
 花の広場には、5年前から地元の方々が河津桜を植樹し100本になりましたが、見ごろの木になるにはもう少し年月が必要です。

 観音崎公園さくらまつり 2月26日(日) かかしコンテストなど

京急馬堀海岸駅下車 観音崎行バス10分
問い合わせ先 観音崎公園ビジターセンター
       ℡ 046-843-8316

◆県立葉山公園

県立葉山公園

県立葉山公園

 この公園は葉山御用邸に隣接していて、かっては御用邸付属の馬場でした。昭和21年に当時の宮内省から神奈川県に払い下げられ、昭和32年に県立公園として開園されました。
 梅や桜のように派手な花はありませんが、ハマカンゾウ、ハマナス、ハマエンドウ、ハマヒルガオ等の海浜植物の育成に取り組んでいます。近くにはアジサイやツツジの咲く「はやま三ヶ岡緑地」もあります。

JR逗子駅から長井行、横須賀市民病院行、大楠・芦名口行バス 葉山公園前下車
問い合わせ先 横須賀土木事務所 ℡ 046-853-8800

◆小松ヶ池公園

小松が池公園

小松が池公園

 三浦半島有数のサギやカモ等渡り鳥の飛来地である溜池の小松ヶ池は野鳥や昆虫類、植物等の自然観察に適しています。その池の周辺から三浦海岸に向けての一帯は「桜の咲く里づくり」で桜の植樹に努めてきました。その結果、今では1,000本の河津桜が2月に開花するようになりました。

 この大沼は「小松ヶ池」あるいは「お松ヶ池」といい、古くから里人の間に、この沼にまつわる物語が語り継がれています。むかし、この池のあたりがまだ、いくつかの小さな田に分かれていた頃、お松という働き者の嫁が一人、田植えに励んでいました。
 お松は、意地悪な姑に、一人ではとても無理なほどの、田植えを言いつけられたのです。すでに太陽は西山にかくれようとしているのに、田植えが終わらず、困り果てたお松は、天を仰いで「あと半刻あれば田植えを終わるものを」と嘆き悲しみました。すると不思議なことに、西山に沈もうとした太陽が、にわかに数尺も高く東ヘ戻り、おかげで、お松は無事に田植えを終えることができました。しかし、その時、あたり一面は深い沼田と変わり、お松は水に呑まれてしまいました。それからというもの、雨の多い年が続いてやがて、この一帯はごらんのような大沼になったといわれています。

三浦海岸桜まつり 2月11日(土)~3月12日(日)
  小松ヶ池公園 河津桜まつり(スライドショー)

京急三浦海岸駅下車 徒歩10分
問い合わせ先 三浦市観光協会 ℡ 046-888-0588

◆県立城ケ島公園

県立城ヶ島公園

県立城ヶ島公園

 城ケ島は風光明媚な三浦半島の情景を凝縮したような景観で大正時代に北原白秋の「城ケ島の雨」が評判となり、ロマンの島として全国にその名を知られるようになりました。
 大正末期から終戦までは東京湾の要塞として砲台が存在しましたが、戦後開放され城ケ島公園として開園しました。
 三浦半島の最南端にあるため、太平洋からの強風で背丈の高い育ちにくく丈の低い植物が目立ち、花もアジサイやスイセンが多く30万株の八重咲水仙が1月から咲いています。

城ケ島水仙まつり 1月7日(土)~2月12日(日)
 県立城ケ島公園の水仙(スライドショー)

京急三崎口駅から城ケ島行バス 白秋碑前下車 徒歩3分
問い合わせ先 城ケ島公園管理事務所 ℡ 046-881-6640

◆三浦半島 その他の春の花の見どころ

サクラ
通研通り、衣笠山公園(衣笠城址)、走水水源地、大津公園付近、逗子披露山公園 など
菜の花
大楠山(大楠平)、ソレイユの丘 など
藤の花
横須賀しょうぶ園
アジサイ
横須賀しょうぶ園、横須賀中央公園、葉山あじさい公園 など
ツツジ
湘南国際村、武山、太田和つつじの丘、葉山町役場近辺(花の木公園) など

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