新春のご挨拶


新春のご挨拶

 

木下理事長
木下理事長


 明けましておめでとうございます。本年は酉年。縁起の良い干支といわれています。
 当会は設立から13年目を迎えます。昨年は国税庁の認定NPOの認定期限がきれるため神奈川県に再認定を申請し、7月に新しく5年間の認定が認められました。認定の趣旨に沿って支援活動をさらに拡充して取り組んでいきたいと思います。

赤富士に酉
赤富士に酉


 今年はいよいよ米国の新大統領が誕生。「自由な競争や貿易で繁栄をめざすグロ-バル経済が試練を迎えている」といわれています。
 そのような状況下で、横須賀市は市制110周年を迎えますが、横須賀産業ビジョン2011が作成され実施されています。一昨年の横須賀製鉄所・造船所創設150周年を経て、2021年度に向けて当市の経済活性化を図るべく資源と特性を生かした成長分野、例えば「史跡等の観光資源活用」や「企業誘致の事業展開」などの産業振興策が実施されています。2014年以降、横須賀軍港の観光船就航、企業誘致7社が実現するなど明るいニュースがあります。

版画 初春
版画 初春


 昨年末、当会法人会員との意見交換の中で、中小企業の経営者が当会に期待することを拝聴しました。
 それはNPOも経済や社会の変化に応じて自らを改革しなければならぬとのことでした。中小企業には若い、優秀な人材はなかなか集まり難く、自分の将来ははたしてこの会社で大丈夫なのかと。少子高齢化が進むなか、中小企業の経営者も「これから先どうやって事業を継続していくのか。30年、50年と事業継続をしていくには、会社の改革をどうすれば良いのか」などに日夜向き合っている。NPOは、そのような状況にどう応えることができるのか、同時に、改革の理念とビジョンをNPO自身も堅持して改革に当たって欲しいとの厳しくもまた貴重な意見でした。
 国際社会や世界経済はいっそう混沌として複雑化してくる様相を示しています。どこまで応えることができるか大変重い命題ですが、中小企業・小規模企業への支援をさらに充実するために各種工業団体、大学、行政などの支援を得ながら、新しい視点から支援活動を展開できるよう心がけていきます。

 活動規模としては、法人会員25社、個人会員27名ですが、会員間のコミュニケーションを大切にして各社・各人の個性を尊重しながら干支の酉年を元気に楽しく活動すること、経営者・個人交流会の開催や随時情報交換などができる機会をもうけ、シニア集団がますます元気になるよう心がけます。
 今年も、皆様方の倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

梅に鶯
梅に鶯

新しくあるる年をも
   百年ももとせの春のはじめと鶯ぞ鳴く 紀貫之『貫之集』

注)初春の版画は、小学校以来継続しているという当会会員MK氏の力作です。


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