KS氏の事務所近辺の桜めぐり
事業活動の一コマ
桜花爛漫、春の盛りを象徴するこの景観に心はときめく。"世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし" 和歌の心がわかるような気がする。やはり、じっとしてはいられない。浮き立つ気分に誘われて、YRP事務所の近辺の桜めぐりを楽しんできた。
その道中も、山桜に白む山並みが見える。横須賀の山々は殊に桜の多いのを痛感する。やはり、これも珍重すべき横須賀の景観なのであろう。
この桜並木は、2キロメートル近く続く。長い一直線の道路を覆うように桜のトンネルが続く。桜花の梢を木伝う鶯、王朝絵巻、源氏物語の若菜の巻を彷彿させる。
歩道側に余計に枝を垂れているような気がする
桜守であろうか、赤い衣装をまとったお地蔵さんがいる。そういえば、ウグイスは護花鳥という異名も持つ。
北斗七星の星の並びのように曲がりくねった道路沿いの桜並木。温暖のためか、通研通りより花のトンネルらしさがある。
北斗七星の柄杓の底の方にむかう通り。曲がるたびに新しい景観が開け、心は浮き立つ。
満昌寺は、伊豆の挙兵の折に老骨を鞭打って貢献した三浦大介義明の追善供養のために源頼朝が建立した古刹。鎌倉時代末期に臨済宗に改め、建長寺末寺となる。
ここの桜は満開をすでに過ぎていた。このほかに、京都から移植したという樹齢100年の名木祇園しだれ桜が庭内にある。
鎌倉時代に勢力のあった衣笠城の城址に隣接する。横須賀市のほぼ中央に位置する丘陵地に、明治40年に開園され、約1000本の桜が咲く。三浦半島随一の桜の名所で、日本のさくら百選の一つ。
そう言ってみたものの、昔の面影と異なるように思われるが、気のせいだけであろうか?
澄んだ青空と菜の花とのコントラストに煌めく桜花
横須賀は、桜の名所以外に山桜も多い地域である。まるで白い雲が山際に浮かんでいるように、あるいは白い綿帽子をかぶせたように、山桜が山一面を覆う。
走水水源地は、横須賀造船所を建設したフランス人技師ヴェルニーにより明治9年(1876年)に造られた横須賀の水道発祥の地である。約130本の桜が背番号を持ち並んでいる。東京湾側には松並木があり、桜並木と並行している、この写真の構図が好きである。遠くの山際には山桜が白く見える。