KS氏、上田千本桜まつり2018を行く
事業活動の一コマ

上田城千本桜まつり:お堀を彩る桜
KS氏撮影。少し散り始めたような風情が見える。 「散るさくら 残るさくらも 散るさくら」 この句は良寛の資料の中に見られ、良寛の辞世の句という説もあるが、辞世の句は別のものがあり、資料の中に紛れ込んだものだという説がある。
上田城千本桜まつり:お堀を彩る桜
KS氏撮影。お堀を覆う桜、緑のじゅうたんを敷いたように広がる芝生。 「見渡せば芝に桜をこきまぜて上田ぞ春の錦なりける 」 素性法師の「見渡せば柳桜にこきまぜて都ぞ春の錦なりける」の本歌どり。昔の春の花の主体は梅に桜。淡白な花が多く、錦にはほど遠いこともあり、春の錦という表現を用いる和歌は少なかったが、その数少ない和歌の一つ。一方、中国では、秋は朽ちる直前と考え忌避する傾向があり、また春の花にさまざまの色があったこともあり、春の錦を漢詩で詠うことが多かったという。