KS氏のビッドル広場の彼岸花2016
事業活動の一コマ

ビッドル広場から靄のかかる房総半島を望む
KS氏撮影。YRP野比駅を出て北下浦海岸通りを久里浜に向かって進むとビッドル広場の脇を通過する。ビッドルは、弘化3(1846)年閏5月に日本の開国を求めて来航したアメリカ東インド艦隊の司令長官であり、それを記念して名付けられた広場である。下浦湾の遥か向こうに茫洋として見えるのが鋸山である。
北下浦海岸通りビッドル広場に咲き乱れる彼岸花
KS氏撮影。彼岸花は、秋の彼岸の頃に咲くことに由来する。曼珠沙華(マンジュシャゲまたはマンジュシャカ)の異名は、山口百恵の曲名で知られているが、仏教でいう「天上に咲く赤い花」の意味がある。毒性があるので食べた後は彼岸(死)しかないということから死人花、逆に毒性を抜いて非常食とすることもあることから悲願の花ともいう。1000以上の異名が知られているようで、人々に親しまれてきた花であるらしい。
紅白入り混じって列をなして咲き乱れる彼岸花
KS氏撮影。彼岸花は、中国伝来の花といわれる。稲の伝来時に土に混入して伝来されたのではないかといわれ、日本全国に分布している。田の畔を荒らす動物等から畔を守るために、毒性のある彼岸花を植えたのではないかという説がある。そういえば、子供の頃、他の畔に咲く彼岸花を見た記憶がある。
紅白入り混じって列をなして咲き乱れる彼岸花
KS氏撮影。花の形が燃え盛る炎のように見えることから、家に持って帰ると火事になるという迷信がある。「花と葉が同時に出ることはない」という特徴から、「葉見ず花見ず」とも言われるが、「葉は花を思い、花は葉を思う」という意味から相思花と呼ぶこともあるという。